高尾山口駅すぐ。登山後に沁みる「山芋の天ぷらそば」が絶品だった昭和レトロなお蕎麦屋さん

高尾山に行くと、登山そのものはもちろん楽しいのですが、もうひとつの楽しみがあります。
それが「下山後に何を食べるか」問題です。

しっかり歩いたあとって、なぜか普段よりも食事がおいしく感じるんですよね。
しかも高尾山周辺には、お団子やお蕎麦、カフェなど、気になるお店がいろいろあるので毎回迷ってしまいます。

そんな中で今回立ち寄ったのが、高尾山口駅のすぐそばにある昭和レトロ感たっぷりのお蕎麦屋さん
駅近という立地の良さもありつつ、いかにも“観光地の老舗”といった雰囲気が漂っていて、前を通るだけでもつい気になってしまう一軒です。

駅前とは思えない、どこか懐かしい空気感

お店は高尾山口駅から本当にすぐ。
登山や散策を終えて駅に向かう途中、「ちょっと何か食べて帰ろうかな」と思った時に立ち寄りやすい場所にあります。

しかもお隣にはお土産屋さんがあり、その並びの景色も含めてなんともいい雰囲気。
観光地らしいにぎわいがありながらも、どこか昔ながらの空気が残っていて、妙に落ち着くんですよね。

最近は観光地でも新しいカフェやおしゃれなお店が増えていますが、こういう昭和レトロな雰囲気をそのまま残したお店には、また別の魅力があります。
きれいに整いすぎていない感じとか、少し年季の入った店構えとか、そういうものを含めて「高尾山に来たなあ」と思わせてくれるんです。

ランチピークを外して正解。ゆったり過ごせる店内

今回はランチのピーク時間を少し外して訪れたこともあって、店内は比較的ゆったり。
観光地の人気店って、時間帯によってはかなり混み合うイメージがありますが、この時は落ち着いた空気で、焦らずメニューを選ぶことができました。

登山後って、思った以上に体が疲れているので、こうして少し落ち着ける場所があるのはありがたいですよね。
汗をかいたあとに椅子に座ってひと息つくだけでもかなり回復しますし、「ここで何を食べようかな」と考える時間も含めて楽しいものです。

メニュー豊富で迷うけれど、今回は“推し”の山芋天ぷらそばへ

店内に入ってメニューを見ると、いろいろあってちょっと迷います。
観光地のお蕎麦屋さんというと、定番メニューが数種類あるくらいかなと勝手に思っていたのですが、意外と選択肢が多くて、どれも気になる感じ。

そんな中で今回選んだのが、お店のイチオシらしい**「山芋の天ぷらそば」**です。

山菜でもなく、海老天でもなく、山芋の天ぷら。
この時点でもうちょっと惹かれますよね。高尾山の自然豊かな雰囲気にも合っている気がしますし、普段あまり見かけないメニューというのもポイントが高いです。

注文は食券制で、支払いは現金のみ
最近はキャッシュレス対応のお店も増えていますが、こういう昔ながらのお店だと現金オンリーなことも珍しくありません。
高尾山周辺を散策する予定がある方は、念のため現金を持っておくと安心だと思います。

これは当たり。揚げたての山芋天ぷらが想像以上にうまい

そして運ばれてきた山芋の天ぷらそば。
結論から言うと、これが本当においしかった。

まず印象的だったのが、山芋の天ぷらのホクホク感
揚げたてならではの熱々感がしっかりあって、ひと口食べると外は軽く香ばしく、中はやわらかくてほっくり。山芋らしい優しい食感がしっかり残っていて、思わず「これ、いいな…」と声に出したくなるおいしさでした。

天ぷらというと、海老やかき揚げのようなインパクトのある具材に目が行きがちですが、山芋ってこんなに蕎麦と相性がいいんだなと改めて実感。
クセが強すぎないので、つゆの味を邪魔せず、それでいてちゃんと存在感がある。
このバランスがすごく良かったです。

つゆの甘みが、疲れた体にじんわり染みる

そして、もうひとつ印象に残ったのがつゆのおいしさ
ほんのり甘みのある味わいで、これがまた登山後の体にしみるんです。

高尾山を歩いたあとの体って、思っている以上にエネルギーを使っています。
足も少し疲れているし、喉も渇いているし、お腹もちゃんと空いている。そんな状態で温かい蕎麦をすすると、もうそれだけでかなり幸せなんですよね。

このお蕎麦は、まさにそんなタイミングにぴったりの一杯でした。
濃すぎず、でも物足りなくはない。
甘みのあるつゆがやさしく胃に落ちていく感じで、「ああ、今すごくいいもの食べてるな」としみじみ思える味でした。

山芋の天ぷらのホクホク感と、つゆのやさしい甘み。
そこに蕎麦ののどごしが合わさると、もう完全に**“登山後のご褒美”**です。

正直、次は大盛りにしたい

食べ終わったあとに真っ先に思ったのが、
「次は絶対に大盛りにしたい」
ということでした(笑)。

それくらい、するすると食べられてしまう一杯だったんです。
登山後という状況もあったと思いますが、それを差し引いても「もっと食べたい」と素直に思えるおいしさでした。

山の上で食べるものも楽しいですが、下山後に駅前でゆっくり食べる温かい蕎麦って、やっぱり格別なんですよね。
しかもこれが高尾山口駅のすぐそばで味わえるなら、かなりありがたい存在です。

BGMは少し大きめ。でも、それも含めて味がある

ひとつだけ挙げるとするなら、店内のBGMはやや大きめでした。
静かにしみじみ蕎麦を味わいたい人にとっては、少し気になるかもしれません。

でも、個人的にはそれも含めてなんだか味わい深いというか、「こういうお店あるよね」と思えるポイントでした。
昭和レトロな雰囲気のお店って、完璧に整いすぎていないところも含めて魅力だったりしますし、それがかえって記憶に残ることもあります。

ピカピカに洗練された空間ではないけれど、だからこそ気取らず入れて、肩の力を抜いて食事ができる。
そういう居心地の良さが、このお店にはありました。

高尾山に来たら、また立ち寄りたいお気に入り

今回のお店は、駅近という便利さだけでなく、高尾山らしい雰囲気登山後にぴったりの一杯をしっかり味わえる、かなり好みのお蕎麦屋さんでした。

特に印象に残ったのは、

  • 高尾山口駅すぐという抜群の立地
  • お土産屋さんが並ぶ、昔ながらの観光地らしい雰囲気
  • 揚げたてホクホクの山芋天ぷら
  • ほんのり甘くて疲れた体にしみるつゆ
  • 「次は大盛りにしたい」と思える満足度の高さ

このあたりでしょうか。

高尾山にはこれからも何度か行くと思いますが、そのたびに「またあの蕎麦食べたいな」と思い出しそうです。
登山の前後に立ち寄れるお店を探している方、温かい蕎麦でほっとしたい方にはかなりおすすめ。

高尾山でしっかり歩いたあとの締めに、こういう一杯が待っていると思うと、それだけでまた山に行きたくなりますね。


店舗情報

高尾山 とろろそば・とろろめしの日光屋
042-663-9008
東京都八王子市高尾町2264